カルカソンヌ(J)(メビウスゲームズ版)

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カルカソンヌJ(メビウスゲームズ版)

プレイ 4人~3人

評価☆☆☆☆☆

 

カタンと並ぶ、定番中の定番とも言えるゲーム。

有名故に色々なバージョンが発売されているが、2017年時点で一番求めやすいのはコレではないでしょうか。
多少リニューアルされたくらいで基本的には一緒だが、おまけでちょっとした拡張版も入っているのでお得。

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この街タイルを順番に並べて行き、道をつなげたらポイント、街を作ったらポイント、という様に手番の度に随時ポイントを重ねて行くゲーム。

その中でも、相手にポイントを与えないようにとか、相手の街に便乗&乗っ取りをかけたり、また下に書いたように草原の取り合いがあったりと、駆け引き要素もあります。

数回プレイすればルールだけでなく、プレイのコツ(タイルの並べ方)も飲み込めます。それでいて、なかなか奥が深い。
世界選手権などが開かれているのも解ります。

 

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 一枚だけある、裏地の色の違うタイルがスタートタイル。(右下)

 表はこうなっています。

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スタート時にはこのスタートタイル一枚を場に出して、
山札になっている街タイルをめくって、このスタートタイルに繋げるところから
ゲームはスタートします。

その後順番に、場に出たタイルに上手く繋がるように引いたタイルを繋いでいきます。

 

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このように自分が置いたタイルに、ミープルと言う自分の色のコマを置いて
占有権を主張します。

占有権は早いもの勝ちです。
弱肉強食、自由主義はせちがらいのです。

 

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これがミープル。
一個は得点ボードに使うので、スタート時には一人7個所有で始まります。
上で書いたとおり道や街の占有権を主張するために、
街タイルにミープルを置いていくのですが、
それぞれ完結しないと得点にならない
 =タイルに置いたミープルを回収することができない、
ので、あまり考えなしにあっちこっちに占有権を主張し回収できないと、
大事なところでミープルが足りなくなります。

 

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 これが得点ボード。
一周50点のボードなんですが70点とかは当たり前ですので、
ボードを周回することになります。
カルカソンヌはゲームの途中でちょいちょいポイントが入るので、
その割にはちょっと数えづらいボードかな、とは思います。
質感は良いです。

 

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草原の確保が駆け引きの一番の要素になると思うのですが、それがまた難しく楽しい。
カルカソンヌの指南書的なブログに、最初のうちは判りづらい草原ルールは無しでプレイすることをお勧めします、なんて書いてありますが、そんなことはありません。
草原はうまくハマれば、最後の得点計算で30点とか叩き出すので大逆転できる要素なのです。
一度でもこの草原の味を知ってしまうと、次から上記のようにゲーム中に草原の支配の駆け引きが始まってしまいます。
そして、これこそがカルカソンヌの最大の醍醐味だと私は思います。
ですので、是非最初から草原ルール在りで遊んでみてください。

ちなみに私達のプレイの場合、誰かが草原を取ったら、その草原エリアは捨てて、
その他のエリアを発展させるという「回避プレイ」が生み出される事となり、
草原の醍醐味が薄れさせるという技が早々に産み出されました。
これも駆け引きです。

 

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 ルールブックも丁寧ですので、草原のルールも解りやすくかいてありますよ。
とても良い説明書だと思います。

 

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コンポーネントも、ちょっと箱が大きいですが、すべてが綺麗に仕舞えるのでこれはこれで良いと思います。
パネルや得点ボード、そしてこの外箱までも質感が良いです。

 

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これが説明書。

 

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この2つがおまけ拡張版キット。
日本パネルの場合ルールが少し変わります。

 

有名ゲームなので、別売りですがその他にも拡張版が出てます。

とりあえず、買って絶対に損は無いゲームです。

 

甥っ子ともプレイしました。
10歳でも数回プレイすれば、草原も含めたコツを飲み込みましたよ。
ご家族でも楽しめるゲームかと思います。